★小学校からラグビーを始められたそうですが、始めたきっかけは?
父親の影響です。父親がラグビーをしていたので、うちの家にはグローブとバットよりも先にラグビーボールがありました。TVでラグビーを見る機会も多く、自然とラグビーをするようになりました。大阪で生まれて育ったのですが、大阪と言えば皆野球、阪神ファンだったのですがそれが嫌で。皆がしていないラグビーをしたというのもあります。皆がサッカーをしていたら、野球をしていたかもしれないし、皆がラグビーをしていたら、違う事をしていたかも知れないですね。
★ずっとラグビーをやっていきたいというのは高校生の時くらいから思っていたのですか?
いや、高校生の頃は思っていませんでしたね。何らかの形でラグビーを続けられればいいかなとは思っていましたが、ここまでくるとは自分でも正直思っていませんでした。代表に選ばれるようになってからですね。
★ラグビーの面白さは?
一般の方が見られる場合は、何のスポーツでもそうだと思いますが、何か注目点を見つけて見ると面白いんじゃないですかね。
ラグビーは15のポジションがあり、僕みたいに体が小さい人間もいれば、2mくらい身長がある選手、100キロ以上の体格の選手もいますし、格闘技的な要素もあるし、僕の場合は球技の要素が強かったりします。また、体の小さい人間が大きい人間を倒せたり。見る視点はすごくいっぱいあると思います。グランド一つをとって、何もかも全てを最初から支配して見ようとすると、面白くなくなると思います。まず、人でも、プレーでも、何かに注目してみるといいんじゃないでしょうか?
★大畑さんがラグビーをやり始めた頃はラグビーの面白さはどこに感じていましたか?
僕は、もともと人より足が速かったので、ボールを持って相手を抜きトライをとるのが、楽しかったですね。
★ラグビーをやってきて「よかった」と思う瞬間はどんな時ですか?
うーん、いっぱいあるんですけどね。「よかった」と思わなかったらここまでできなかっただろし。こうやって、取材をしてもらっている事も嬉しい事です。人に注目されるのもラグビーをしていたからで。ラグビーをしていなかったらこんな事もなかったと思います。
本当に何が良かったかは引退して初めて気づくんじゃないかなと思います。たぶん、「あの時のあれが一番良かったなぁ」と思っている人は、「今」が面白くないと思うし、やる意味もないと思います。まだまだ何かあるんじゃないかと探りながらやっています。基本的に僕は過去にあった事を振り返らない人間なんです。その時その時はすごく色んなものを感じてはいるのですが、後々振り返ってどうこうというのはあまりしないですね。振り返る事はあまり好きじゃないです。
★落ち込まれることはありますか?
落ち込みますよ!!人よりは短いと思いますけどね(笑)
★今後の目標は?
ひとまず、怪我を治してワールドカップを目指します。このワールドカップは僕にとって最後になるかもしれないので、本当に気持ち良くワールドカップに行きたいです。アキレス腱を切ってワールドカップに行くなんてたぶん誰も想像できないと思うし。誰も出来ない事をやるのが楽しいです。
★5年後、自分の姿を想像すると?
僕そう言うの嫌いなんですよ!!
5年後何かをしようと思った時に、5年後の姿に持っていくことは簡単だと思うのですが、それに対して近道をしたり、楽にそこに行く姿を描いてしまいそうで、あまり考えないですね。今を一生懸命生きて、辛い事も楽しい事も色々な事経験して、5年後に何かあればいいかなと。もちろん大きくは理想像を見ていますが「今を一生懸命生きられない奴に先はない」と思っています。1日1日の積み重ねが、5年後だったり10年後だったりするわけで。
★これまでのラグビー人生で挫折はありましたか?
いっぱいありますよ。でもやっぱり離れられなかったです。
★それは、「ラグビーが好き」だという気持ちですか?
うーん。好きなんかんぁ。正直「好き」とは言えないです。好きとか嫌いのレベルではないですね。皆を見ていたら「本当にラグビーが好きなんやな」って思いますけど、僕は「ほんまにラグビー好きなんかな?」とふとした瞬間に思います。
ラグビーの事だけ100%考えている程の熱が昔程はなくなりましたね。若い時はとにかくがむしゃらにという熱の入れ方でしたが。でも今はすごくバランスがとれてきていると思います。オンとオフの切り替えが出来るようになってきた。それがいいのかどうかは分からないですが、自分の中では心地よいバランスです。
★チームプレーという事で意識していることはありますか?
個々の人間性というか、グランド中でのキチッとした物があれば、チームとして一つになれると思います。わきあいあいの仲良し軍団だけでは勝てない、何よりも尊敬し合える集団でないと駄目ですね。























